2024年02月10日

防災訓練(地震ver.) /福島大森教室

防災訓練(地震ver.) /福島大森教室 こんにちは、福島大森教室の今野です。
今日の大森教室では防災訓練を行いました。

先月発生した能登半島沖地震や、今年で発生から13年目を迎える東日本大震災、29年目を迎える阪神淡路大震災など...1月から3月という期間は、特に「地震」を意識する期間かと思われます。
本日取り組んだ防災訓練でも地震を想定して取り組みました。

午後のフリータイム中に緊急地震速報のアラームを鳴らし、やや抜き打ちのような形で避難訓練を実施しています。
子ども達には事前にアラームを鳴らすことや、どのように移動するかなどを説明していますが、アラームを鳴らす具体的な時間は敢えて明確にしていません。
冷静にスタッフの指示に従うことができるのでしょうか。

防災訓練(地震ver.) /福島大森教室 13時20分、スピーカー越しに緊急地震速報が鳴らされました。聴覚過敏のお子さんへの配慮として音をずっと小さくしていますが、それでもやはり緊張感と恐れを与える音です。
子どもたちは事前に説明した通り、身近にある机の下に潜り込み、頭を守る態勢を維持していました。

スタッフが状況把握等を終えたところで、避難行動の開始です。室内から外の駐車場へと集合するよう指示が出されました。
列を保ち、前の人を押すことなく焦らずに取り組むことができました。
駐車場ですべての確認を終えるまでに1分46秒!例年の記録とおおむね同じタイムでした。

駐車場での人数確認を終えてからは、指定避難場所である近隣のセブンイレブンまで実際に徒歩で移動しました。

避難時の行動について具体的なイメージを持つことができたのではないかと思います。

防災訓練(地震ver.) /福島大森教室 教室に戻ってからは防災に関する講話をスタッフから話しました。

地方自治体や報道各社がYoutubeにて公開している動画を利用し、(1)室内の避難, (2)外出時の対応, (3)防災クイズ, (4)避難生活に備えた日頃の取り組みなどをテーマに視聴しました。
ポイントごとに一時停止しながら要点をスタッフが説明しています。
お子さんたちの方からも気になった点や質問などが挙がり、双方向にやり取りをしながら講話を進めることができました。

自分の身を守る際に、姿勢を低く保つこと、頭を守ること、その場で動かないことなどは、いずれの動画でも強調して伝えられていました。また、買い物先で地震に遭った際も、買い物かごをすぐ頭にかぶるといったシーンが映像にされていました。
災害時はとにかく自分の頭を守ること!印象に残ったお子さんも多いのではないでしょうか。

緊急時は、ほんの些細な身の振り方で自分の安否を左右する事態に繋がりかねません。どのような行動が望ましいか、どのような備えが必要か。年に数度の訓練という数少ない機会に意識するだけでも大きく変わってくると思います。
いつもより真面目なテーマをみんなで考えた一日でした。


2023年02月25日

地震への備え/福島大森教室

地震への備え/福島大森教室 こんにちは。福島大森教室の今野です。
本日の大森教室では、防災訓練を実施しました。

東日本大震災の3月11日を来月に控え、今回は大地震を想定した訓練内容にしました。

「午後、どこかのタイミングで地震の警報を鳴らすよ。」
と、子どもたちの入室時にスタッフから伝えています。
完全な抜き打ちではないものの、地震はいつ起こるかはわからないという緊張感を少しでも持たせるために具体的な時間だけは曖昧にしました。

「警報が鳴ったら?どうしたらいい?」
スタッフから子どもたちに尋ねてみると、「机の下に隠れる」「身の安全を守る」といった回答が素早く挙げられました。
やはり学校で何度も訓練を経験しているだけあって、どのように行動するかしっかり頭に入っている様子でした。

地震への備え/福島大森教室 さて昼食後…
子どもたちは学習に取り組んだり、学習を終わらせてフリースペースで遊んでいます。

「緊急地震速報です、強い揺れに警戒してください!」

13時50分、スタッフが訓練用のアラームを鳴らしました。
緊張に満ちた音が教室に響き渡ります。

あらかじめ聞かせられていたものの、やはり最初は驚いて周りを見渡す子どももいましたが、全員が近くにあったテーブルや机の下に潜り込み、頭を隠す行動がとれました。

1分半ほど鳴らし続けてスタッフが揺れのおさまりを判断すると、子どもの人数確認をとったのち、指定された場所まで避難します。
大森教室の場合は、200mほど西にあるセブンイレブンが避難場所です。

外に出てテンションが上がらないかな、列に並んで行動できるかな、とスタッフとして心配な面もありましたが、そんな心配は無用なほど皆さん真面目に取り組んでいました。

地震への備え/福島大森教室 教室に戻った後は、スタッフからお話をしました。
防災として何をするべきかといった講話のほか、スタッフ自身が被災したときの記憶や体験談を子どもたちに伝えています。

後半は非常食の試食会です。
教室に備蓄してあった非常食を実際に開封し、パンやご飯などをどのようにしたら食べられるか実践しました。

「地震が起こったらお湯は手に入るのかな」「食べるともっと水が欲しくなるね」と感想を話し合い、もしもの場面を想像しながらの試食会となりました。

大森教室には高校生のお子さんも通っていますが、2011年3月11日の時点では小学校に入学していない年齢です。
小中学生にいたっては、そもそも記憶に残っていない、生まれていないというお子さんがほとんどです。
大人の私たちの記憶に深く刻まれた被災の体験を、子どもたちに伝える機会が今後ますます必要になってくると思われます。

防災への取り組みはもちろんのこと、震災のとき何が起こったのか・何をすべきだったのかを伝えられる機会になりました。


2022年06月24日

合理的配慮について/株式会社ミライムフォーラム

合理的配慮について/株式会社ミライムフォーラム こんにちは!株式会社ミライムフォーラムの高橋です。


ミライムキッズアカデミー療育アドバイザー・公認心理師の中川が、とある保育園の先生方の研修会に講師として招かれました。私も同行し、行って参りました!


保育園さんから、事前の打ち合わせの中で・・・

『大人数の中の合理的配慮について』・・・具体的に教えて欲しいとの依頼がありました。

今回は、中川の講話のほんの一部分ですが、ご紹介できればと思います。

合理的配慮について/株式会社ミライムフォーラム 合理的配慮というと・・特別なことと捉えがちですが、実は私たちの生活の中に、たくさん『合理的配慮』が満ちあふれているのです。

例えば、

大きい病院の廊下に貼ってあるラインテープ!

緑色ラインに沿って歩いて行く→→レントゲン室に着く
黄色ラインに沿って歩いて行く→→血液検査室に着く
といったふうに、目的地までの経路を案内するため、よく床に貼られていますね。

または、視力が悪い人は「頑張って見よう」ではなく、「眼鏡をかける」という配慮。そう、眼鏡も合理的配慮の一つです。

道路標識、ゴミの分別のイラスト、コンビニのレジ前に貼られた足跡マークなどなど・・・

これらは特別な人のみに向けられた配慮ではありません。合理的配慮とは、「みんなが・見て・分かる」・・・そんな配慮を指すものです。

合理的配慮について/株式会社ミライムフォーラム さて療育の現場、私たちミライムキッズアカデミーの各教室でも、「みんなが」「見て」「分かる」視覚支援を基本と考えて実施しています。

玄関の靴箱、所持始末の手順書、スケジュール、今日の友達、先生、学習の机、約束やルール等々・・・。たくさんの合理的配慮が教室中に見られます。



みんなが見て分かり、理解して動ける環境を整える。すると混乱も少なく自立して過ごすことに繋がり、成功体験が積み重なり、自信をもって生活ができるようになります。


ついつい言葉が多くなったり、「ダメ!」といった禁止の言葉よりも「〇〇してね」とやって欲しいことを一言添えて伝えたり、「〇〇したことが良かったよ」と具体的に褒めたりするとお子さんも分かりやすい・・・などたくさんの話がありました。

アドバイザー中川による、療育や保育の現場において有用な話は、まだまだ続きました^^ 


保育園の先生方も、中川の話から得たことを聞いて保育の中に取り入れて行きたいとのご感想をいただきました。






2021年10月21日

避難訓練の実施/株式会社ミライムフォーラム

避難訓練の実施/株式会社ミライムフォーラム こんにちは。福島旭町教室の高橋です。
9月は防災月間でしたね、ミライムでは年間を通して避難訓練を実施しています。今回は各教室で行った避難訓練の様子をお伝えしたいと思います。

まずは児童発達支援の旭町教室から。。

【旭町教室】
未就学児のお子さんは、何はともあれ『先生の所に集まれ~!』を中心に取り組みました。
大人は緊急時発生を想定していますが、お子さんが不安になったりパニックにならないように、笑顔で…真剣に取り組みました。

日頃から『集まる』『話を聞く』『手をつないで歩く』を活動として取り組んでいます。避難訓練の時もいつも通りスタッフの声掛けや促しによって泣き出すお子さんもなく、集まることができました。

毎日の繰り返しが非常時にもいかされますね、とっても花丸でした。




避難訓練の実施/株式会社ミライムフォーラム 放課後等デイサービスの4教室では火災を想定した避難訓練を行いました。

【福島西中央教室】
実際に携帯電話で火災時の効果音(非常ベル)を活用し避難誘導を行いました。
非常ベルの効果音が鳴ると、子ども達の表情も変わり、スタッフの指示を守って避難誘導をすることができました。
避難誘導後は子どもたちを集め、避難時の講話を行いました。
学校で避難訓練を体験したお子さんたちは、避難するときの約束事を理解していて、「おさない」「かけない」「しゃべらない」「もどらない」と、はじめて避難訓練を行うお子さんに説明してくれる場面も見られました。


【福島鎌田教室】
当日、子ども達には事前に避難訓練がある事は伝えた上で行いました。学習時間のタイマーがなると同時に担当スタッフから『火事です‼避難してください。』との声かけがありスタッフの誘導の下で避難経路である玄関に早歩きで集まりました。
子ども達は学校でも実施している事もあり【おかしも】を守りながら素早く集合しました。今回は安全確保の為、外には出ませんでしたが終わってからマットに座り直し本当の火事が発生した時の注意点なども加えて話をしました。
訓練とはいえ、ふざけたりする子は1人もいませんでした。

避難訓練の実施/株式会社ミライムフォーラム 【福島八木田教室】
はじめの会で事前に避難訓練を行う事を子ども達に伝えてから行いました。
『ビー!ビー!』とアラームがなり、スタッフの『火事だー!!』という声にも、慌てることなく、入り口前まで避難することができました。
移動中や点呼をしている間もお喋りする子はおらず、緊張感を持って真剣に取り組んでいました。
その後の講話では、避難の際の注意点を確認しました。学校でも習っていた事もあり、「お・か・し・も」について聞くとみんなスラスラと答えてくれました。


【福島大森教室】
子ども達へは事前に説明を行ったうえで、自分のその時にいた場所から最も近い出口から外へと避難しています。外へ出た後は、スタッフの周りへと集まり、一時避難場まで速やかに移動しています。
みなさん、落ち着いて避難する事が出来ていました。
無事に避難を終えてから、今回の訓練の反省会~!
今日、実際に火事になったらどうなっていたのか・・・
自分たちの行動はこれで良かったのか・・・
それぞれ振り返って、考えてくれた様子!
真剣な表情で聞いていました。


避難訓練の想定は火災だけではありません、地震や水害など色々な場面を想定し継続して実施し、子とも達が安全に過ごせる教室にしたいと考えております。


今後ともご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。




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